インフォメーション

臨床研究

臨床試験情報 JLGK1302
試験名 後ろ向き研究による頚静脈孔神経鞘腫に対するガンマナイフ治療の実態調査
対象 平成23年12月31日までにガンマナイフ治療を行った頚静脈孔神経鞘腫
目的 頚静脈孔神経鞘腫に対するガンマナイフ治療の効果について検討する。
目標症例数 50例
研究責任者 長谷川 俊典
研究問い合わせ窓口 小牧市民病院 脳神経外科
研究結果は以下の論文として発表されました。

Gamma Knife surgery for patients with jugular foramen schwannomas: a multiinstitutional retrospective study in Japan.
Hasegawa T, Kato T,
Kida Y, Sasaki A, Iwai Y, Kondoh T, Tsugawa T, Sato M, Sato M, Nagano O, Nakaya K, Nakazaki K, Kano T, Hasui K, Nagatomo Y, Yasuda S, Moriki A, Serizawa T, Osano S, Inoue A.
J Neurosurg. 2016 Jan 22:1-10. [Epub ahead of print]

後ろ向き研究による頚静脈孔神経鞘腫に対するガンマナイフ治療の実態調査

研究目的

頭蓋内に発生する神経鞘腫はその殆どが聴神経由来のものです。それ以外の脳神経由来の神経鞘腫の発生頻度は稀であり、頭蓋内神経鞘腫の10%未満、頭蓋内腫瘍全体の0.5%未満の頻度であるとされています。これらのうち、最も頻度が高いのは三叉神経由来のものであり、頚静脈孔神経鞘腫の頻度はさらに低いと考えられています。基本的に神経鞘腫はその殆どが良性腫瘍であるため、安全に手術で全摘出することができれば、完治を目指すことが可能です。しかしながら、頚静脈孔神経鞘腫に関しては、合併症なく、腫瘍を全摘出することは極めて困難であると考えられています。しかしながら、手術による合併症のリスクは極めて高く、手術により腫瘍をすべて摘出しても嚥下障害や嗄声などの後遺症が残り、日常生活に支障を来す場合も少なくありません。このような背景から、最近では手術の代替療法として、合併症の少ないガンマナイフ治療が行われるようになりました。日本でガンマナイフ治療が開始されて以来、すでに20年以上が経過しており、脳動静脈奇形,聴神経腫瘍,転移性脳腫瘍などの頭蓋内病変に対する治療として確立した治療法になりました。現在、頚静脈孔神経鞘腫に対するガンマナイフ治療の有効性も報告されていますが、症例数はまだ少なく、適切な治療線量,治療後の転帰に関し充分な知見が得られていないのが現状です。
本研究は、日本ガンマナイフ研究会が統一形式の調査票を用いて、全国ガンマナイフ施設を対象とした調査を行い、本邦における頚静脈孔神経鞘腫の治療、転帰などの実態を明確にすることを目的としています。

研究方法

研究事務局が作成した調査票に、身体所見、検査所見、治療法、その後の転帰などを担当医が記載します。調査票は研究事務局に郵送され、集計されます。これにより、我が国における頚静脈孔神経鞘腫の治療、転帰などの実態を明らかにします。この研究のために使われる病気や身体の様子、生活の様子についての情報などは匿名化し、個人が特定されない状態で本研究終了後も適切に管理、保存します。それらは研究目的以外には使用しません。

個人情報保護に関する事項

氏名や住所、生年月日などの情報は、調査票には記載されないので、個人を特定されることはありません。この研究で利用される個人情報は、行政機関個人情報保護法に基づき適正に管理し、研究に利用させていただく患者さんの個人情報も厳重に管理いたします。

倫理的配慮

この研究は倫理委員会で研究計画書の内容および実施の適否などについて、科学的および倫理的な側面が審議され、承認されています。また研究計画の変更、実施方法の変更が生じる場合には適宜審査を受け安全性と人権に最大の配慮をいたします。

お問い合わせ

この研究の対象となる患者様でご協力を希望されない方は、下記担当医師に連絡をいただければ、調査票作成、研究事務局への登録は行いません。
この研究に関するお問い合わせは、下記担当医師にお尋ねください。担当医師に聞きにくいことや、この研究の責任者に直接お尋ねされたいことがある場合には、下記の研究事務局まで書面でお問い合わせください。   

 

この臨床研究全体の責任者・連絡窓口は以下の通りです。

JLGK1301研究代表者
長谷川 俊典
小牧市民病院 脳神経外科
〒485-8520 愛知県小牧市常普請1丁目20番地
TEL:0568-76-4131