一般社団法人日本ガンマナイフ学会

The Japanese Leksell Gamma Knife Society-JLGK

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  3. JLGK2101 「ガンマナイフ治療を行った腎癌からの転移性脳腫瘍例のデータベースを元にした臨床統計学的検討:後方視的多施設共同研究」
臨床試験情報 JLGK2101
試験名 ガンマナイフ治療を行った腎癌からの転移性脳腫瘍例のデータベースを基にした臨床統計学的検討:後方視的多施設共同研究
対象 当該病院において腎細胞がん由来の脳転移に対してガンマナイフを施行した症例
目的 本研究において1)日本人の腎癌脳転移患者についての特性や予後の解析を行うこと 2)予後予測モデルのvalidationを行い、過去の予後予測と比較して有用であることを示す ことを目的とする。
目標症例数 397例
研究責任者 佐藤 泰憲
研究問い合わせ窓口 慶應義塾大学医学部衛生学・公衆衛生学研究室
研究結果は以下の論文として発表されました。

Stereotactic radiosurgery results for brain metastasis patients with renal cancer: A validity study of Renal Graded Prognostic Assessment and proposal of a new grading index (JLGK2101 Study).
Okuno-Ito R, Yamamoto M, Sato Y, Serizawa T, Kawagishi J, Shuto T, Yomo S, Akabane A, Aoyagi K, Kawabe T, Kikuchi Y, Nakasaki K, Gondo M, Higuchi Y, Takebayashi T.
Clin Transl Radiat Oncol. 2021 Nov 12;32:69-75.

ガンマナイフ治療を行った腎癌からの転移性脳腫瘍例のデータベースを基にした臨床統計 学的検討:後方視的多施設共同研究

  • 研究課題名

    ガンマナイフ治療を行った腎癌からの転移性脳腫瘍例のデータベースを基にした臨床統計 学的検討:後方視的多施設共同研究

  • 研究の対象

    当該病院において腎細胞がん由来の脳転移に対してガンマナイフを施行した症例

  • 研究の意義・目的

    転移性脳腫瘍に対するガンマナイフ治療などの定位照射に関しては、既に数多くの論文が公表されてきているが、未だに議論の多い問題点も少なくない。しかも、腎癌からの脳転移を対象にした報告は少なく、かつこれまで公表されて来ている論文では、比較的少数例を基にした報告が多く、多数例を検討対象としたものはきわめて少ない。また予後についても海外の研究者による予後予測のスコアが存在するものの、治療内容の変化を反映していない、検討にあたり症例数が限られている、日本人が含まれた検証データがない、などの限界がある。
    本研究において1)日本人の腎癌脳転移患者についての特性や予後の解析を行うこと 2)より良い予後予測モデルの構築を行い、そのモデルのValidationを行うことを目的とする。

  • 研究方法

    本研究はデータベースを用いた後向き観察研究である。
    既存のデータベースから得られた連結不可能匿名化データ(N=266)について患者背景データ(年齢、性別、脳転移までの期間や転移時の個数、治療結果に関与する因子分析、原発臓器別の特徴、手術や全脳照射など他の治療法との併用など)を臨床統計学的に比較検討する。
    (生年月日、カルテ番号、住所、氏名などの個人を特定するような情報は研究に用いない)

    【既存試料・情報の提供機関】
    勝田病院水戸ガンマハウス、築地神経科クリニック、千葉県循環器病センター 脳神経外科、相澤病院 脳神経外科、横浜労災病院 脳神経外科、大阪市立総合医療センター 脳神経外科、洛西シミズ病院 脳神経外科、古川星陵病院 鈴木二郎記念ガンマハウス、厚地脳神経外科病院 脳神経外科、太田記念病院 脳神経外科、藤元総合病院 脳神経外科、NTT東日本関東病院 ガンマナイフセンター(順不同)

  • 個人情報保護に関する事項

    1) 本研究では患者さんの個人情報は一切取り扱いません。
    2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、研究協力機関において個人情報をすべて削除し連結不可能匿名化を実施し、第3 者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。
    3) 研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。

  • 倫理的配慮

    本研究に関係する全ての研究者は、「ヘルシンキ宣言」および「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(令和3年制定、令和5年一部改訂)」に従って本研究を実施します。

  • お問い合わせ

    本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
    また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など) より、診療情報の提供の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、 その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。

連絡先

この臨床研究全体の責任者・事務局(連絡窓口)は以下の通りです。

佐藤 泰憲
慶應義塾大学医学部 衛生学・公衆衛生学研究室
〒160-8582 東京都新宿区信濃町 35
TEL: 03-5363-3662(内線 61132)